MORESCOの歩み

MORESCOは、1958年の創立以来、世界にきらりと光るオンリーワンやトップシェア製品を生み出し、社会の発展に貢献しています。

1958年  高真空ポンプ油 ネオバックの製品化に成功

松村石油株式会社より研究開発部門が分離独立し、株式会社松村石油研究所(旧社名)を創立。当時輸入品が主力であった鉱油系真空ポンプ油を国産化。この「ネオバック」からMORESCOの歴史が始まりました。現在もなお国内のトップシェアを維持し、半導体、液晶分野や食品産業などで活躍しています。

1961年  国内初、流動パラフィンの生産を開始

硫酸洗浄法により、国内初となる流動パラフィンの生産を開始。1965年には千葉工場を建設し、流動パラフィン・石油スルホネートの本格生産を開始。食品添加物規格、日本薬局方試験、医薬部外品原料規格などに適合する流動パラフィンは当初、化粧品やポリスチレン食器などに使用され、近年ではリチウムイオン電池のセパレーター膜の生産などにも使用され、国内トップシェアを維持しています。

工場を火災から守る水グリコール系作動液

水グリコール系難燃性油圧作動液「ハイドール」は鉄鋼や自動車産業など高温の金属を加工する作業環境を火災の危険から守るために開発されました。石油系の作動油は、「燃える」という、火災発生の可能性があります。MORESCOは難燃性油圧作動液の開発に続き、ダイカスト用離型剤やプランジャー潤滑剤、切削油などの各種潤滑剤も水溶性化を行うことで工場を火災から守り、安全性の確保や作業環境の改善に貢献しています。

自動車部品の鋳造に欠かせない水溶性ダイカスト用油剤を開発

自動車用アルミ部品の鋳造に使われるダイカスト用油剤は当初鉱油系のものを使用していましたが、より安全である水溶性化の要望により水溶性ダイカスト用油剤を開発しました。その後、環境改善につながる新製品やマグネシウム合金に向けた新製品等の投入によりシェアを拡大し、国内ではトップシェアを維持しています。また、中国、東南アジア、北米をはじめとする海外での自動車、二輪車の生産増により、活動範囲をさらに拡大しています。

1972年  特殊環境で使用できる、高温用合成潤滑油

鉱油系では性能が足りないため、合成系の高真空ポンプ油「ネオバックSシリーズ」を開発。この高真空ポンプ油の生産時に発生する、耐熱性の高い副生成物を有効利用する研究に着手し、高温用合成潤滑油「ハイルーブ」を開発。自動車のエンジン周りで使用されるベアリング用グリス基油は日系大手自動車メーカーから採用が始まり、現在では『オンリーワン製品』として世界中に広がりを見せています。

1977年  ホットメルト接着剤市場に参入

「将来、工業用潤滑油はなくなるかもしれない」との考えから安定経営の手段として事業の多角化を検討しました。当時、溶剤型接着剤などの代わりとなるホットメルト接着剤が登場しはじめ、潤滑油とは全く異なる市場、技術を有し、国内市場での成長が期待できることからホットメルト接着剤事業に着手。1990年頃には合成ゴム系ホットメルト接着剤「モレスコメルト」を開発し、その後、市場の拡大が期待できる紙おむつ等の衛生材分野に参入しました。現在は東南アジアほかへの海外展開を加速しています。

1995年 タイに初の海外拠点を設立

日系企業が事業展開しやすい候補地のひとつ、タイに当社初の現地法人を設立し、海外市場で当社製品の供給体制を確立しました。中国、北米、インドネシアなど、グローバル展開の先駆けとなり、現在の「グローバルな視点で成長市場に事業展開」へとつながっています。

1999年 新事業強化としてハードディスク表面潤滑剤を開発

1987年頃に一度は開発を断念したフルオロホスファゼン油。このフッ素系潤滑剤がハードディスクの表面潤滑に有効、との情報から研究開発を再スタート。ハードディスクの高記録密度化、高速化を実現するハードディスク表面潤滑剤「モレスコホスファロールA-20H」を製品化。現在、世界中のパソコンほかの記録媒体でMORESCOの製品が活躍しています。