北海道大学大学院工学研究院と共同研究開発した技術に関する論文が学術誌「Chemosensors」に掲載されました
このたび、北海道大学大学院工学研究院 応用化学部門 無機材料化学分野 固体反応化学研究室 島田 敏宏教授と、当社元顧問の中長 偉文様、当社のデバイス材料事業部 デバイス材料開発部 開発二課の2名(稲田 帆波、早川 光)、研究開発部 研究開発課の市川 央が共同研究開発した、化学発光による微量水分の検出方法についての論文が学術誌「Chemosensors」に掲載されました。
【研究題目】
Detection of Water Vapor by Chemiluminescence
(訳:化学発光による水蒸気の検出)
【研究概要】
株式会社MORESCOと北海道大学大学院工学研究院(本部:北海道札幌市北区北13条西8丁目、教授:島田 敏宏)は水蒸気などのガスとの反応によって蛍光物質を発光させ、発生した蛍光からガスを検出する技術を共同研究開発しました。
本技術はバリアフィルムの欠陥位置を発光によって可視化する技術の構築に資するものであり、ガスがフィルムを透過した経路の推定や、フィルムの変形によって生じる欠陥の位置を推定するなどの用途が期待されます。
当社はこの技術を通じ、より高性能なバリアフィルムの開発に貢献することで、製品の安定化、長寿命化に貢献していきます。
Website: https://www.mdpi.com/2227-9040/11/5/284
PDF Version: https://www.mdpi.com/2227-9040/11/5/284/pdf