ガス・水蒸気透過度測定装置
受託分析

評価事例

ガス・水蒸気
透過度測定装置
評価事例

  • シングルチャンバータイプ 評価事例
  • マルチチャンバータイプ 評価事例

評価事例①MA法による測定時間の短縮

  • 試  料:有機デバイス基板用フィルム
    (基  材)  PET 100 μm
    (バリア層)  有機/無機複数積層
    (片面バリア層)
  • 試験条件:40℃90%RH
  • 前処理条件
    (MA法) なし
    (差圧法) 80℃真空排気(12時間)
    +40℃に設定し安定するまで待機(6時間)

従来の差圧法では5日を要した測定において、MA法では1日で評価が可能でした。(従来比で約1/5の測定時間)

評価事例②高感度水蒸気透過度測定

  • 試  料:フレキシブルOLED基板用フィルム
    (基  材)  PEN 125 μm
    (バリア層)  有機/無機複数積層
    (片面バリア層)
  • 試験条件:40℃90%RH
  • 測定手法:MA法
  • 前処理条件:40℃真空排気 (24時間)

MA法による測定で、10-6g/m2/dayレベルの極めて高いバリア性をもつフィルムでも3日程度で評価できました。

評価事例③高感度ガス透過度測定

  • 試  料:太陽電池フロントシート用フィルム
    (基  材)  PET 60 μm
    (バリア層)  有機/無機複数積層
    (WVTR10-3レベル)
  • 試験条件:40℃、O2 1atm供給
  • 測定手法:差圧法
  • 前処理条件:80℃真空排気(12時間)
    +40℃に設定し安定するまで待機(6時間)

様々なガスの透過度を一台の装置で測定できます。(水蒸気、酸素、窒素、ヘリウム、二酸化炭素など)評価事例では酸素透過度を測定しており、酸素供給後約10時間で評価できました。
水蒸気の代替として、ヘリウムなど他のガスを活用することでバリアフィルムの品質管理にかかる時間を大幅に短縮することが期待できます。

評価事例①マルチチャンバー化による測定効率の向上

  • 試  料:校正用フィルム
    (基  材)  樹脂
    (バリア層)  金属基板
  • 理論値:10-3g/m2/dayオーダー
  • 試験条件:40℃90%RH
  • 前処理条件 40℃真空排気(24時間)

マルチチャンバータイプを用いることで10-3g/m2/dayオーダーを示す試料の4連続測定を5日間で評価が可能となりました。

評価事例②高感度水蒸気透過度の連続測定

  • 試  料:校正用フィルム
    (基  材)  樹脂
    (バリア層)  金属基板
  • 理論値:10-5g/m2/dayオーダー
  • 試験条件:40℃90%RH
  • 前処理条件 40℃真空排気(24時間)

マルチチャンバータイプは、10-5g/m2/dayオーダーの高いバリア性を示す試料も連続で評価できました。

評価事例③酸素透過度の連続測定

  • 試  料:樹脂フィルム
  • 理論値:10+1cc/m2/day/atmオーダー
  • 試験条件:40℃、O2 1atm供給
  • 前処理条件 40℃真空排気(24時間)

マルチチャンバータイプは、10+1cc/m2/day/atmオーダーを示す試料の4連続測定を2日間で評価可能でした。