ガス・水蒸気透過度測定装置
受託分析

受託測定

ガス・水蒸気
透過度測定装置
受託測定

お客様のサンプルをお預かりして水蒸気透過度やガス透過度を測定する受託分析を承っております。
高速・高精度・高感度な測定による有機デバイスやバリアフィルムの研究・開発だけでなく、
サンプル数が多く測定効率が求められる電子部品・電子機器、食品・医薬品包装分野の生産や品質管理にお役立致します。

測定方法 MA法、差圧法
測定ガス 水蒸気 / 酸素、水素、窒素、ヘリウム、二酸化炭素、アルゴン、など
測定温度範囲 10℃~100℃
測定湿度範囲 ~100%RH(温度に依る)
測定圧力範囲 100~1.1×105pa
試験条件(例) 水蒸気透過度 25℃50%RH、40℃90%RH、60℃90%RH、85℃85%RH など
ガス透過度 40℃1atm、85℃1atm(Wet/Dry)など
サンプル膜厚 10μm~1 mm
必要サンプルサイズ 85*85mm(標準) (測定有効径はΦ60mm)
20*20mm(測定有効径はΦ10mm)
30*30mm(測定有効径はΦ20mm)
60*60mm(測定有効径はΦ40mm)
115*115mm(測定有効径はΦ90mm)

専用の治具のラインナップ

専用の治具により、小さいサイズ(最小 約20mm角)から大きいサイズ(最大 約115mm角)までのサンプルに対応可能です。これまで測定が困難であった小さいサンプル、脆い・割れやすいサンプルでも破損することなく測定ができます。

専用治具と標準治具の相関性

専用治具と標準の治具で同じサンプルを測定しても水蒸気透過度は共に同等レベルを示しました。

分析事例A水蒸気とヘリウム透過度の相関性データ

  • 試  料:校正用フィルム
    (構  成)  金属/樹脂
  • 試験条件:40℃90%RH(水蒸気)
    40℃1atm(ヘリウム)
  • 測定手法:MA法または差圧法
  • 前処理条件:40℃真空排気

校正用フィルムを用いて水蒸気とヘリウムの相関性を確認できました。混合ガスも対応可能なため透過膜や分離膜の応用に期待できます。

分析事例B水素透過度測定

  • 試  料:燃料電池向けバリアフィルム
  • 試験条件:40℃、H2 1atm供給
  • 測定手法:差圧法
  • 前処理条件:40℃真空排気(1時間)

水素透過度測定では数分で評価できました。水素社会への貢献に繋げるため、自動車や航空機などに用いられる燃料電池向けへの活用が見込まれます。