ダイカスト用離型剤
ダイカストとは、溶かした金属を金型に高圧で流し込んで固める鋳造法です。熱された金属と金型との離型に必要となるものがダイカスト用離型剤「グラフェース」です。アルミ自動車部品やマグネシウム部品を鋳造するダイカストマシンで使用され、生産性向上と環境改善に貢献しています。
水溶性少量塗布型離型剤
希釈しないため非常に安定性が高く、また極小量塗布により廃液削減・金型の長寿命化により生産コスト削減に効果があります。エアーブローも短縮できることで、サイクルタイムの大幅な改善に寄与します。
型番 | pH | 密度 g/cm3 (15℃) |
外観 | 特長・用途 | 製品案内 (PDF) |
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MQ-100 | 8.0 | 1.00 | 乳白色エマルジョン | 高分子網目構造型シリコーン配合により高付着性能と低鋳巣を実現。塗装部品へも対応します。 |
水溶性希釈タイプ(高離型性)
金型温度が高い場合でも良好な離型剤皮膜を形成することができ、金型表面と製品の溶着を防止する能力が最も優れています。マシンサイクル短縮、少量塗布など様々な生産性向上にご利用いただけます。
水溶性希釈タイプ(汎用)
使い易さと優れた鋳肌(製品表面の色つや)に定評があり、生産性向上に貢献できます。
スクイズ・低速用
溶湯の温度低下を抑え、湯流れ性を向上します。保安部品などの低ガス発生の効果も高く、高品質ダイカストに貢献します。
粉体離型剤
金型を閉じて塗布することで、サイクルタイムを短縮することができ、生産性を向上させます。また水を使用しないため、廃液処理が不要です。
マグネシウム用
潤滑性に優れ、溶湯の湯流れ性が向上します。このため薄物形状製品の鋳肌が向上し、不良率低減に貢献できます。