MORESCOのサステナビリティ経営SDGsへの取り組みとマテリアリティ
SDGsへの取り組みとマテリアリティ
MORESCOは、持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、2021年度に特定したマテリアリティをもとに、環境・社会課題への対応を推進してまいりました。この度、当社の事業環境や社会的な要請の変化を踏まえ、第10次中期経営計画とも整合させた形で、3年ぶりにマテリアリティを見直し、改定いたしました。
今回の改定では、サステナビリティ課題の重要性が時間の経過や外部環境によって変化するというダイナミックマテリアリティの考え方を取り入れ、財務的影響や社会課題としての重要性の観点から、マテリアリティの中での取り組みの優先度についても検討しました。
この改定にあたり、社内外のステークホルダーとの対話や、取締役および経営幹部を対象とした意識調査、事業部・関連部門との協議を通じ、当社が取り組むべき優先課題と重要度を再評価し、サステナビリティ目標の達成に向けたさらなる貢献を目指しております。
改定されたマテリアリティは、「持続可能な社会の実現」と「事業の付加価値の向上」を両立させる上での重要な指針となります。引き続き、2030年に目指す「ありたい姿」に向け、具体的なアクションを実施し、着実に成果を上げてまいります。
マテリアリティ特定のプロセス
課題の洗い出し
- SDGsの17ゴールに沿って、「MORESCOに何が出来るか? どんな課題を抱えているか?」というテーマで、全社員を対象に社内アンケートを実施。
- 「MORESCOは何に注力すべきか? 何を期待するか?」というテーマで社外のステークホルダー*にアンケートを実施。*お客様、サプライヤー様、お取引のある株主様、地方自治体、共同研究している大学 等
優先すべき課題の抽出
STEP1のアンケート結果を念頭に置き、事業部・R&D部門・コーポレート部門のそれぞれにおいて、バリューチェーン全体での社会や環境への正の影響と負の影響を議論し、MORESCOが優先すべき課題を抽出。
重要度評価
STEP2で抽出した課題について、STEP1・STEP2における定量的・定性的な評価や意見をもとに、社員含むステークホルダーにとっての重要度およびMORESCOグループにとっての重要度を評価し、マテリアリティを特定。(取締役承認を得て決定)
情報開示とステークホルダーとの対話
ホームページなどでのサステナビリティ情報に関する情報開示を強化・充実し、企業価値の持続成長と社会課題の解決の同時実現に向けて、開示情報をもとに様々なステークホルダーとの対話を強化。
社会や環境への正の影響の強化、
負の影響の最小化に繋がる取り組みをバリューチェーン全体でマッピング
社内基盤に関する取り組み
コーポレートガバナンス強化、法令と社会倫理の遵守は企業経営の前提
・多様な人材の育成と登用による人的資本の強化
・心身ともに充実でき、人権を重視した働き方の実現